ねぇ、結婚しよ 201204
私が幸せにするから。だから私のことも幸せにしてよ、ね。
冬隠 201204
滲んだ空から落ちた色は、
黒、時々白。
まるでたんぽぽが庇った冬のようだね。
カイロ 201204
冷たい空気を吸って温かくなるなんて、夢のようだね?
ササイな疑問 201204
どうして彼女はあんなに弱いのに強がってばかりいるの?
当たり前じゃないか、強い人は強がったりしないだろう。弱ければ弱いほど「強がる」のさ。
じゃあ月は足がないのにどうして動くの?
簡単さ、地球に足が生えているのさ。
春…ですか? 201204
白銀の色した表紙を開けば、
ぼろぼろ絵本は崩れていった。
代わりに落ちた小さな蕾は、
大きな春を隠してた。
好き 201204
こんなに頭に残っているの。
本当に言えなかったからだけなのかしら?
新婚生活は第二楽章第二テーマによく似ているね 201203
高音を鳴らすように
慎重に
気を張って
力いっぱい押さえるのは
もうやめにしないか
そんな苦しい音で、僕が喜ぶと思うのかい。
淋しそうに見えたのは、そう思いたいからか 201203
お月さまの周りをくるくる、
まわってあそんだのです
くるくるくるくる
くるくるぐるぐる
ぐるぐるまわったのです
お月さまは笑いました
笑ってほしいと思った私の勘違いかもしれませんが
ごはんよぉ、かえるわよぉ、
私はお月さまと離れるのが寂しくてつまらなくて、
名残惜しく振り返りながら、お月さまが遠ざかるのを見ていました
どうして
どうして、どうして?
どうして追いかけてきてくださらなかったのですか
あ、あの人の心が離れたなと感じる瞬間 201203
今。
怒ることと泣くことはよく似ていますね。 201203
私の手を見てください。
今にも泣き出しそうでしょう。