空に吸い込まれたから 201203
あれは、君が投げたボールだったのかい
僕はてっきり太陽かとね
太陽が料理してたら可愛いよねっていう話 201202
おそとにでたらね、やさいいためのいいにおいがしたんだ。
きっとおそらでは、たいようさんのごうごうともえるひで
りょうりをしているんだろうね。
炭を砕いたみたいな 201202
空に墨をこぼしたんだ、恥ずかしいことにね
水をかけたら広がったんだ
あぁどうかこれが乾いたら、
上から朱を重ねてくれないか
あー雲を食べないで 201202
大きな人がお空でバンザイ
ぱくぱくちぎちぎ雲を食べていた
大量投入 201202
気道が
心臓が
肺が
ああどこだかわからないけど、
くうきいっぱい深呼吸したら
むずむずくすぐったかった
無題 201202
白い雲がたばこを吸った
飽和水蒸気量まであと少し
奥様たちの談議 201202
やだわ聞きました?上の短文。
雲は雲になった時点で飽和水蒸気量なんてとっくに越えているのにねぇ。
え?さぁ、知りませんけど
限界なんて気付かないうちにとうに越えているものなんじゃないんですの?
雲がするりと流れていきました 201202
ぽっ、お月さまが真っ白な息をはいたよ。
お空も寒いんだねぇ。
真っ暗ゆらゆら光がさした
深海の色をしているものね。
空も地上って言えるのでは? 201201
見てごらんよ、
街は地上はこんなにも騒がしいというのに
空はあんなに静かだよ
わたしたちをわらっているだろうか、いや、空はそんな心じゃないよ
空の夜 201201
ほらごらん、お空では火燃しして
藍色哀色冷たそうなお風呂を必死にあたためようとしているよ
きらきら金色お月様
一番星
一番風呂はどっちがもらうのかな
ほら、もうお空はすっかり愛色だよ。