突然のことで呼吸が乱れて、何があったのよ!と彼を見上げれば
ユウキの向こうに見た空に、流れ星。
「すげぇっ…超綺麗…!!」
驚いて空を見回せば、
空一面に、大量の流れ星。
「……キレイ…。」
思わず呟いた言葉と、犯人として思いついた意外な人物に
ふっと笑みがこぼれる。
握った右手を辿って見れば、ユウキもこちらを見ていた。
「これからよろしくなっ、ヴィヴィ!!」
満面。笑顔を顔全体で表現する彼と、
「…よろしく、ユウキ…っ」
同じように笑う私に、満天の星が降りそそぐ。
Happy wedding!!
‐そして、日付が変わる‐
(…おめ…でと、次は…俺の番…か、な?)
(まったくアイツ…勝手に貸しをつくるなんて…!)
でも、ありがとう。と、心の中で呟いたのは魔女サマしか知らない話―…。