突然のことで呼吸が乱れて、何があったのよ!と彼を見上げれば

ユウキの向こうに見た空に、流れ星。

 

 

「すげぇっ超綺麗…!!

驚いて空を見回せば、

空一面に、大量の流れ星。

 

……キレイ。」

思わず呟いた言葉と、犯人として思いついた意外な人物に

ふっと笑みがこぼれる。

握った右手を辿って見れば、ユウキもこちらを見ていた。

 

「これからよろしくなっ、ヴィヴィ!!

満面。笑顔を顔全体で表現する彼と、

よろしく、ユウキっ」

同じように笑う私に、満天の星が降りそそぐ。

 

 

 

Happy wedding!!

そして、日付が変わる

 

 

(…おめでと、次は俺の番か、な?)

(まったくアイツ勝手に貸しをつくるなんて…!)

 

 

 

 

でも、ありがとう。と、心の中で呟いたのは魔女サマしか知らない話―…

 

 

 

 22.09